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FEC・NC 日本シリーズ開幕!

FEC日本シリーズとNCシリーズ;全日本選手権・全台湾選手権は、長野県の菅平高原にある菅平パインビークスキー場オオマツゲレンデで行われました。

GSコースは、「富士見」「チャンピオン」「ドッグレッグ」という3つのコースが繋がっているロングコースです。

FECシリーズのGS2戦では、チャンピオンとドッグレッグのコース上で、受け身な滑り&ライン取りの選択をしてしまって失速をし、優勝者に大差で負けてしまいました。スタート直前までやらないといけないことを頭に刻んでいるのに、いざ戦場に立つと受け身になってしまい、自分の弱さに情けなくなりました。

 

FECシリーズを総括すると、「両種目とも惨敗」です。

FEC種目別優勝を狙っていましたが、そもそもSLはその勝負をできる位置にすら一度もつけませんでした。GSは常に「何か一つ掴めばタイム差も縮まり大幅にジャンプアップできる」という状態でのレース展開でしたが、結局最後までその何かを掴むことはできず大敗をしてしまいました。ただトップ 7に居残ったことは、来シーズンの初戦に繋がる唯一の収穫だったのではないかと思います。

毎年このような微妙な順位にいるので、来シーズンこそ脱却します。

 

全日本選手権のGSの敗因は、FECシリーズと同様、確実にチャンピオンコースでのライン取りの選択と受け身な姿勢です。何度もビデオを見て振り返りましたが、チャンピオンコースに入った瞬間、それ以前に滑走していた富士見コースに比べ、頭の位置が1つ分後ろにある程の後傾になっていたのです。このポジションではそもそも攻めた滑りはできません。ましてや同コースで滑る2本目は、穴も空いていたほどのボコボコな雪面コンディションになっていた(=1本目よりもスタート順が遅いため)ので余計でした。受け身な姿勢で、受け身なライン取りは勝利に繋がりません。得意とするGS種目で、死ぬ気で勝ちにいくくらいの強気な気持ちを持てなかったこと、自分に負けていることがとても悔しくて情けなかったです。

 

全台湾選手権は、今シーズンの国内最後のチャンスレースだったので、上記の反省点も踏まえて気合十二分で挑みました。1本目はトップと0.5秒差の3位で、滑りもここ最近で一番まとまっていました。勝負の2本目。上部で失敗はしたものの、流れはあったので、これはいけると思ってチャンピオンコースに差し掛かりました。ですがコース途中でのライン上に人がいるというハプニングが…。再レースをするという選択を取る余裕もまったくなく、そのまま滑りきってゴールをきりました。

その瞬間にできる最善の選択をとり、怪我人を出さなかったこと、そんな中でも自己ベストのFISポイントを獲得できたことは不幸中の幸いでしたが、ここぞという勝負の場面で自分ではどうしようもできなかった事態が訪れてしまい、結果として負けてしまったこと、その行き場の ない悔しさをどこにぶつけようかとあのときは本当に苦しかったです。めちゃくちゃ泣きました。

ただ、シーズン中ずっと苦しいレースが続いていたので、最後に勝利の光が見えたレース展開ができたということは、その後のヨーロッパ転戦を予定していた私には力になりました。

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